INTERVIEW

月花女王様・2〜五感フェチ〜

月花女王様・2〜五感フェチ〜

月花女王様・2〜五感フェチ〜

●それ以外にも他に好きな物ってありますか?

月花女王様: 香水かな。香水は凝ったらキリがないですね。凝ったら集めちゃうコレクター癖のような所があるみたいで。だけど香水においてはそれをやってはいけないことがわかりました。 同じシリーズでボトルもかわいいからって揃えても、1個位必ず嫌いな匂いがあるんですよ。

●なるほど、望んでない匂いも混ざっているという…。逆に、どんな匂いがお好きですか?

月花女王様: 基本的にごはんが美味しくならない香りはダメ。ごはんが大好きなので、いい匂いでも人口的すぎるような香りはダメかな。どこか自然さみたいなものがないと。でも結構ね、ごはんと合わない香りって多いんですよ。甘い香りでもいいんだけど、粉っぽいのは全然ダメ。ムスクでも好きなのと嫌いなのがあるの。ムスクはムスクでも色々あって、ムスクが前面に強く出ているのではなくて、軽く入ってるくらいなら平気。 …だけどムスクってご飯と合わないですね(笑)。ミドルノートとかラストノートで軽くムスクがきくのはいいの。香りに重さを出すために入ってたりとかはね。

●軽いのはOKなんですね。

月花女王様: そう。ムスクが上に乗ってるやつはスープとか飲んでて気持ち悪いんですよ(笑)。飲食店とかに入ったときに、ムスクごり押しの人がいる! と思うと気分悪くなっちゃう。

●香水の選び方とかってあります?

月花女王様: とにかく嗅ぐ! だいたい香水は1日で衝動買いっていうのはしないの。サンプルをつけて帰って、一日の変化を見て、自分の体臭に合うかとかを見てからなんです。帰ってからもいい感じだったら明日買いにいこう! みたいなね。だいたい香水屋さんでサンプルをもらって、つけて帰って一日は様子をみるかな。匂いが消えてなくなっちゃうまでいい匂いのままっていうのがいいの。あと、ネットとかで新作情報とか入ってきて、香りの成分とか書いてあるんだけど、やっぱりそれだけじゃわからないからね。書いてあるのはどれがどのくらいの割合で入ってるのかとかだし、字でみただけじゃ本当にわからないから、やっぱりお店でつけて買えるのが一番かな。

●とにかく嗅いでから買うんですね。つける香水っていうのは日によって使い分けたりしているんですか?

月花女王様: そうですね。今メインにつけているのが6本位。だいたいお風呂上がって、服決めながら一緒に選ぶかんじ。服と香水はセットっていう感じですね。下着決める→香水決める→服決めるっていう。
月花女王様・2〜五感フェチ〜

●流れになってるんですね(笑)

月花女王様: そうそう。あと、選ぶポイントでもう一つあるのが、そのとき使ってるシャンプーやボディソープの香りと合わないやつは買わないっていうことね。あとはお香が好きだからお香と合わないのも買わないようにしてる。

●お香、好きなんですか?

月花女王様: お香は常に部屋やお店で焚いてるから。サンダルウッドとかチャンダンとかナグチャンパとか。この三種類がマストかな。

●結構香りにもこだわって身近においてらっしゃるんですね。

月花女王様: 五感フェチなんです、多分。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚。五感が満足できてないと不愉快なんです(笑)

●不愉快(笑)。いいですね〜。五感は全部一片に満たされないとダメなんですか?

月花女王様: うーん、全部いっぺんに満たされるとすごい幸せなんだけど、それって休みに自宅でくつろいでる時に『よし』って思って作らないと難しいよね。例えばマンゴー食べるとして…。

●いきなりマンゴー(笑)

月花女王様: マンゴーっていいですよね。食感といい味といい匂いといい。マンゴー食べて、お香たいて、好きな映像流して、明かりもいい感じにしてファーのソファーとかできもちぃ〜みたいな。昔フェイクファーの部屋とか作ったことがあって。床、ベット、カーテン全部ファー。どこ触ってもいいんだよ〜みたいな。家着いた瞬間ファーで、至福の時! どこに倒れても気持ちいい〜みたいな。

●ファー部屋ですか(笑)。すごいですね、それ。でも、そういった感じで五感を満足させられるような環境って、自分で作りださないとなかなか外で偶然出会うことっていうのはないですよね。

月花女王様: 基本的にはないですよね。人から与えてもらおうと思うほうが間違いかなって思う。自分がベストって思う状況を外に求めてもしょうがないし、自分の感性って自分の中にあるものだから、自分の中で確立された世界っていうのは自分で作り出すのが一番てっとり早いんですよ。既製品であるこの2cmっていうのはだいたいアベレージ(平均)なんですよ。自分の身長が2cm高い2cm低いとかだとだいぶ違いがあるから。絶対に完璧を人に求めない。自分で作っても8割9割とかってゆうのがアベレージなわけでしょ? 完璧な自分っていうか、物を作ったり絵を描いたりとかでも100%、120%自分が満足できることってなかなかないわけだから、それを他人に求めたとしたら5割でいいとこじゃないの? っていうね。5割超えてれば不愉快にはならないから。だから5割の段階でそうだよな、って思うようにはしてる。

●5割の段階っていうのも凄い表現ですね(笑)ファッションとかの部分で影響を受けた人とかっています?

月花女王様: うーん、タランティーノ映画かな。タランティーノ映画の世界観や雰囲気が好きで、あの世界の中に立っててもおかしくない感じかな。あと、自分のライフスタイルテーマが1個あって、日本文化にものすごく感化された間違った外人、っていうのが生活の基本なんです。

●間違った外人(笑)。まさにタランティーノですね。あの曲解ぶりはすごいかもしれない。

月花女王様: もともと外から日本を見る、っていうのが好きで。そうした方が感動が大きいの。自分の母国に対して1個線を引いて見たほうが、客観的に見ても日本画とか日本家屋の素晴らしさっていうのは距離をおいても素晴らしいわけで、ただ子供の頃からあったよねっていう風に見ると感動が薄れるっていうか。

●感覚が慣れてしまいますからね、土着的な風土に。日本的なものって好きですか?

月花女王様: フェイクファーとかキラキラしたのも好きだけど、すごい日本好きですよ。お箸とかきれいだなぁと思ってお箸屋さんに行ったりするし、お茶も好きだし。そういう部屋の中で日本の器とか使ってごはんとか食べるといいと思うんですよ。そういうちょっと屈折した愛国心は持ってる(笑)


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