INTERVIEW

月花女王様・1〜ファッションへのこだわり〜

月花女王様・1〜ファッションへのこだわり〜

月花女王様・1〜ファッションへのこだわり〜

「残酷天使」の異名を持つフェティッシュパフォーマーとして、様々なイベントに出演されている月花女王様。また、ご自身でイベントを企画・主催されたり、ビデオや雑誌など多方面でご活躍中の彼女をデザイナーbambiがインタビューさせていただきました!

●月花さんは今イベントは月に何本ぐらいやってらっしゃるんですか?

月花女王様: レギュラー主催が3本あって、あとは隔月1本と不定期っていう感じかな。ほとんどショーの形式でやるのが多いんだけど、隔月のはMCのみだし、『東京ピンクトゥ』はプレイパーティーだしで、内容もいろいろ違う。『サイコティクス』のはトークイベントですね。

●わりとオールマイティというか、幅広い活躍ですよね。

月花女王様: というより、何をやっても私のカラーっていうのは同じだから、幅広いつもりは自分では無いんですけどね。

●月花さんのレギュラーイベント『毒蟲』はさまざまな出演者の方がいて豪華な感じですよね。SM、フェティッシュといった枠組みだけじゃなくて、舞踏家の泰造さんなんかも出演してるじゃないですか。

月花女王様: 毒蟲はね、とにかくゴージャスにやりたくて。ジャンルとかそういうことに関して言うと、色々な人がいる方がやってて楽しいっていうのがあるんですよ。固まらない方がショーとして面白いんじゃないかな、って。だからお笑いの人とかもいたりして。そんなのもありかなぁと(笑)

●それは正解というか、観客側からしてもよく分かります。観ていておもしろいバラエティ性があるから毎回お客さんも楽しく観に来られますし。

月花女王様: ボリュームある内容っていうか、ゴージャスなイベントをやろうと思うとやっぱり広がりっていうのは自然と出るんだと思う。12月16日に毒蟲+αの特別版をやる予定なので、よろしかったら観に来てくださいね。
月花女王様・1〜ファッションへのこだわり〜

●ぜひ、行きます。でも、月花さんとこうして話すのも緊張しますね。 私、最初は大崎時代に「ナノハナ」で月花さんは知っていて、でも怖くてなかなか話しかけられなかったんです。(笑)その後も一方的にショーを見にいったりはしていたんですけど、ちゃんとお話する機会がなくて・・・。 。

月花女王様: 怖くないですよ〜。いたって普通。しゃべらないクールなイメージが強いみたいで、よく言われますけど、そんなことないですからね。ショーだけ観た人には特に思われる。怖いとかキチガイだとか(笑)

●でもそういうイメージは持たれるかもしれないですよね。ピアスとかタトゥのイメージもあるんですが、そういったのはお好きなんですか?

月花女王様: ああ、昔間宮さんにくっついてた時期があって・・・。

●そうなんですか〜。なんかいろいろ今日は聞き出したいですね(笑)

月花女王様: そんなに面白い話は無いですよ。あ、格闘技のセコンドやってるんですよ、日本刀とか鞭持って(笑)で、選手がピンチになったら乱入するっていう。イベントでもね〜、格闘技を取り入れたいんだけど、広い場所やリングがないとできないでしょ?

●ですね。リングってなかなか設置難しいですよね。

月花女王様: ああいいうのってどっか業者に頼むの? リング設置してくれ、みたいに。

●じゃないですかね? たぶん。にしても会場って難しいですよね。

月花女王様: そう、とにかく場所が問題なんです。なるべくなら女性が靴を脱がないで入れる場所がいいので。クラブイベントにおしゃれして遊びに来る人って、靴まで考えてコーディネートしているでしょ? そういう主張は尊重したいなっていうのがあって、だからできればそのままの格好でいられるっていうのが理想。

●確かに、靴を脱ぐと一気にテンション下がったりしますもんね。

月花女王様: そうそう。だいたい靴まで含めてその日のコーディネートを決めるでしょ? そこで、靴下の足先が見えてしまうことは想定外なの。 以前土足禁止のところでイベントをやったことがあって、ビニールシートっていうのもなんなんで、カーペットをひいたんですよ。だけどだんだん浮いてきちゃって。それにひっかかったりもするからあぶないんですよ。 なかなか難しいですね〜、お客さんにかわいい格好してきてね〜とか言う以上、靴を脱がせるわけにはいかないし。フェティッシュな格好で裸足はないよね。って感じだし。でも逆に裸に靴だけでも格好いいじゃない? やっぱり靴って重要だよ。 。

●靴からコーディネート決めるっていう人もいますしね。重要ですよね。

月花女王様: 私って、どんな靴でもいいっていうわけじゃなくて、けっこうこだわる方かも。靴ずれがある自分っていうのが許せなかったりするから、靴は履き心地重視。 ぱっと見かわいいと思っても、一日履き続けたら足がダメになるのは選ばないんですよ。撮影用だけに買ったっていう靴もあるけど。

●やっぱり靴にはこだわりがあるんですね〜。

月花女王様: うん。フェティッシュファッションにしても靴にしても、無理して自分の動きを制限してでも着る、っていうお洒落もあるんだろうけど、自分は常に「月花」でありたいと思っているから(金太郎飴みたいに。どこで切っても月花ちゃん、みたいな)、今日はきめてるとかきめてないとかの落差があまりにあると嫌。だからかかとのない靴は持ってないんです。

●靴を探す時はどうしてるんですか?

月花女王様: まずはメーカーで絞っちゃう。履き心地もよくてその上デザイン性もあるもの。『エルダンテス』とかは優秀だと思う。最近ヒールが低くなってるのが残念だけど。他にもいいところ探しているんだけど。あまり無いかな。

●ショーのときに重視するのは、もちろん動きやすい格好ですよね?

月花女王様: ショーの時はここまでは動ける! っていうラインまでは最低限動ける格好じゃないと無理。なんでかというと、パフォーマーが動けないっていうのが致命的だと思うのね。動きで魅せる職業だから。例えば、ここが引きつっているから腕が上がらない、とかってもう絶対ダメでしょ。あと、何があるかわからないから。私の場合、高いヒール履いていても踏ん張れないのがまずNG。女の子が倒れそうになってるのを支えて、倒れてないよって見せてる時もあったりするから踏ん張れるかどうかっていうのが一番重要ですね。
月花女王様・1〜ファッションへのこだわり〜

●なるほど。でもヒールが高くて、なおかつ重心がしっかりしてる物っていうと、結構探すの大変じゃないですか?

月花女王様: うーん、ピンヒールとかヒールが高いものでも、前がプラットホームになっていたり、先が上がったりしてないものだったら平気かもね。靴を買うときはまず中腰で踏ん張ってみる。そして、つま先でどれだけ踏ん張れるか、かな? 私この体勢がすごく多いんですよ。空気イス状態。だからこの空気イス状態でどれくらいがんばれるかっていうのが決め手になる。あの、先が細すぎて浮いちゃう硬いやつって滑るのね。だから、先がしっかりしてて、先に重心がぱーんと乗せられるようなのが理想。

●重心が先に乗せられる靴ですか。月花さんってどれぐらい同じ靴履いたりしますか? けっこう買い換えます?

月花女王様: いや、けっこう履く。靴とかって、いいメーカー見つけたら10年とか買い続けるんで。 エルダンテスとか、スチールラックが全部ブーツだったりした時もある位に買ってる。黒だけで十数足とか。お店屋さんみたいな。(笑)

●そんなに(笑)やっぱり使いやすいと思い入れも出てくるんでしょうね。

月花女王様: ほんと、踏ん張れる靴はいいですよ〜。私、富士の樹海とか廃墟とかで撮影することとかもあるんですけど、そういうときに使えないダメな靴って、それ一回で終わるの。折れたり、じゃきじゃきになったりして。合皮とか、踵がプラスチックのやつって禿げたら終わりじゃない? 靴自体にある程度重さがないと、岩場ですべったりするし、ダメなの。岩場でも重さがあればある程度踏ん張れるしね。だから、重さがまったく無かったり、薄いと痛いの。

●私もイベントで一晩中踊っていたりするので、やっぱり靴って重要なんだなってよく思いますよ。ひどいと朝帰れないんじゃないかと思うこともありますし。

月花女王様: なんか血が止まっちゃってしびれたりとか、変なむくみ方とかしたり。Succubusさんでも作ってくださいよ、靴。なかなかデザインもよくて履き心地もいい靴ってないんですよね。靴に対する悩みって、結構な人が持ってると思う。パフォーマー、クラバー、ダンサー、みんな靴に対しては悩んでると思うよ。やっぱり靴によって、動ける、動けないってあるから。靴によって歩き方や姿勢もかわってきたりするし、変な足の形になりそうとかもあるし。

●靴って難しいですね。靴以外でも月花さんって装飾品とかにこだわりそうなイメージがあるんですが、他はどうですか?

月花女王様: あ〜、それは興味あるのとないのが激しいかも。興味ないことは本当にどうでもいい(笑) 靴以外だと、帽子に興味があるかな。今は髪の毛伸ばし中であんまりかぶってないけど、帽子はすごく好きでダンボール2箱分くらい持ってますね。

●帽子ですか。帽子を選ぶ際の基準とかってどんな感じですか?

月花女王様: それは絶対にバランスですね。置いてあってまず綺麗で、かぶったときの深さとか高さ、つばがあればつばと高さのバランスが重要。でも、帽子に関してはお気に入りのメーカーとかは特にないかな。帽子は道とか歩いてて綺麗だなって思ったら買っちゃう。その時に買わないともう会えないものだから。

●その場で気に入ったら購入、って感覚ですね。

月花女王様: うん。だから黒いテンガロンだけで5つ位持ってる(笑)。素材違いとかで。気に入った帽子だと、『全色下さい』とか言っちゃうから、最高で5色そろえたこともありました。今の髪型は帽子が似合わないからあまりかぶってないけど。今の長さだと帽子かぶった時にちょうどハネるんですよね。長い方が帽子はかぶりやすいから。それに、今の髪型だと、帽子を脱いだとき、弱ったしめじみたいになるんですよ。なので、今は帽子我慢中なんです。


NEXT